百猫物語 (ひゃくびょうものがたり)

  野良猫との出会いや保護活動の過程で、不幸なまま救えなかった猫たちへの懺悔・・・・・   そして、保護して本当に幸せなのか、愛情がわいて手放せない猫たち・・・・増えていく猫たちと家族になった私の日々を綴る。

陽性マリンちゃん(其の五)

◆「FIVで・・・」と言われ、途方に暮れた日。
猫ボランティアの会長さん宅へ預けて数日、「子猫が欲しい」と問い合わせを頂きました。
「子猫が欲しい」の理由が「甘えん坊な猫が欲しい、小さい時から飼えば、慣れるから」でしたので、
「子猫では無いけど、人懐つこい、超甘えん坊は如何ですか?」とお返事してみました。
きれい好きなマリンちゃん
「とりあえず会ってみる」と(お見合い)できそうです! 
急いで会長さん宅に行き、仮称ばあちゃんを連れ出して血液検査(ウィルス検査)へ出掛けました。
稲動物病院で先生と一緒に診察台でばあちゃんを押さえ、血液を取り出し、検査を待つこと数分。
いつもながらドキドキする数分でした。


まあ、いつも何事も無いし、検査が済んだら(希望者に)連絡して、お見合いの日程を組もう。
と考える数分、先生が「う~ん、あれれれれぇ」と唸りだして 「あ~・・・」と絶句しました。
「えっ!先生、まさか・・・」
「う~ん・・・こっち側で無くて良かった・・・」と何やら説明書を見せてくださいました。


「これね、こっち側に反応が出ると白血病ですがね、こちら側はエイズですね、エイズで良かったですね」(苦肉の慰めのつもりでしょうが・・・) 「エイズで、良かった?」
「・・・せっかく里親さんの希望が見えたのに、どうしよう」

保護猫で初の陽性反応、それもエイズ、目の前が真っ暗になりました。どうやって飼えば良いのか(わからない)、私がこの子を死ぬまで面倒みても(不安で一杯)、他の飼い猫が居るし・・・
「どうしょう」途方に暮れました。

「先生、この子をどうしたら良いかわからないです、捨てる訳にもいかないし」
「いや、エイズで良かったですよ、白血病の方が厄介ですよ。エイズなら発病しなければ普通に暮らせる。白血病は管理が大変、エサの器から何から全部を他の猫と隔離しないと移りますが、エイズはそこまでの管理はしなくて大丈夫、今は健康そうだし、風邪とかこじらせない様にしてくださいね、併発しますから。発病したら可愛そうですが」

(白血病の方にはゴメンなさい、先生は急きょ私を必死で慰めました。相当うろたえたので)

ガク然としました・・・慰めてくれてもエイズはエイズ・・・隔離しないといけないな、この子はずっとケージにいれたままで隔離しよう。 (それも残酷)
そもそも知識が乏しいのに、マイナス思考であれこれ考え過ぎてしまいます。

とりあえず「診断書」を「陽性」と記入して貰いました。
「メスFIV陽性反応、名前は?」と聞かれ、(仮称)ばあちゃんは可愛そうだから (明るいイメージで ! ) 「マリンちゃんです」と、命名しました。


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