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百猫物語 (ひゃくびょうものがたり)

  野良猫との出会いや保護活動の過程で、不幸なまま救えなかった猫たちへの懺悔・・・・・   そして、保護して本当に幸せなのか、愛情がわいて手放せない猫たち・・・・増えていく猫たちと家族になった私の日々を綴る。

黒猫ちゃんは・・・

◆ 黒猫ちゃんは・・・ 「おじさんの黒猫」の続きです。

職場近隣の駐輪場にいる黒猫ちゃんは、鼻水がまだ垂れていた。
とりあえず治したいから自宅猫の薬を飲ませる為に、仕事帰りにウエット餌に薬を混ぜながら駐輪場に居た私・・・黒猫ちゃんはおりこうで「エサをくれるな~」と、わかったみたいで近づきつつ自転車の下に身を隠す慎重派だった。
野良は慎重な方がイイ・・・人懐こいといたずらされる事もあるから。
少し離れた所に薬入り餌を置くとすぐに食べ始めた。
鼻たれ黒猫ちゃん ( イラスト☆DCさん、ありがとう)

そこで気がついたのが「塀の向こうの人」ずっと私の様子を見ている(犬のお散歩中らしい)犬も居る。(もしかして黒猫のエサやりさん?)声を掛けてみた・・・

私 「黒猫ちゃんの様子が良くないから、薬をエサに入れましたよ。治ったら来ませんよ私は、風邪が心配なだけですから」
犬と一緒のその女性は嬉しそうに言った
女性「ああ、そうですか薬・・・良かった、ありがとうございます。心配で犬の散歩にいつも気にしていました」
私 「いつもカリカリに蟻がたかっていますが、ちょっと多すぎませんか?エサをあげるのは良いですよ、野良猫が頼りにしているから、でも多いとゴミになるから、クレームが心配です」

エサを注意する気はしなかった。
あの黒猫がそのエサを生きる糧にしているのに、止めろとは言えない。むしろエサをくれる人がいて良かった・・・と思っていた。

女性「私は時々しかあげてませんが、結構大勢がエサを置いているみたいですよ。いつも残っていますから。先月は居なかったんですよ・・・あの子、最近急に現れたんですよ。先週かな?それまでは居ませんでした」
( 捨てられたのかしら )女性はそう言った。

捨てられたのか?迷子か?わからないけど「ある日突然住み着いた黒猫」この子は街をうろうろしたと思う。
あちこち歩いて、たまたま此処で大勢がエサをくれて、良い場所だから・・・って此処に落ち着いたんだろうな、猫も生きる為には考えているんだ。

女性に聞く限りでは、あの多すぎるカリカリは別の誰かが置いているらしい、また鼻水が治らないから、明日も寄ろう・・・少し事情が聞けて良かった。食べつくした黒猫ちゃんの様子が満足げで、嬉しくなった、すぐに風邪は治りそうにない。
「たくさん食べて早く治そうね」黒猫ちゃんへさよならをして帰路へ。
何日か掛かるけど治ったらそれで良い、後はあまり口を出さない様にしよう、餌は貰えるんだもの。
この子は一人ぼっちじゃないんだ。 (続く)

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★有難うございました。おじさん、次回登場ですね。宜しくです★
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