
職場付近の黒猫ちゃん続きをやっと、投稿します。
自転車置き場の鼻垂れ黒猫ちゃんでしたが、数日は鼻垂れのままでした。
心配で、私も帰宅する途中で薬を混ぜたエサを与えてから帰る、そんな事を数日は続けていました。
私がその自転車置き場へ入り、エサの用意をしていると、黒猫ちゃんは、そーっと近づいて来て、近くの自転車の下に待機、エサを待っている。少し慣れた様に思えましたが、距離をおく用心深さです。

エサを置くのと同時にガツガツと食べて、その様子が必死で可愛かった!
食べ終わるまで、側で見守っていますと、塀の向こうに人の足が見えます。
ずっと待っている・・・
見にいくと、作業服のオジサンがソッポを向き(黒猫なんか、見てないよ)風に立たずんでいます。
戻ると黒猫ちゃんは完食しています、「じゃあね」私は帰る様に・・・出て行きながらオジサンの様子を気にして見ました。
黒猫ちゃんの居るのをジーッと見ているオジサン・・・猫嫌い(虐め)か?エサやりか??両極のどちらか??(気になり、帰れない)
黒猫ちゃんを必死で見るおじさんの様子に、何か悲痛な想いを感じました。
「よほど黒猫ちゃんを心配してるんだな」って想いが伝わりました。
おもむろに取り出した新聞紙には、大量のカリカリが・・・それを置くと、逃げる様に立ち去るおじさん。
(食べるのを見守ればいいのに・・・)とは、思いましたが、その背中を見ていたら何も言えなかったんです。
私のエサやりを見ていて、ずっと待っていて、それでも山盛りのカリカリを置いて足速に去る男が、なんだか悲しい過去を持っている気がしたんです。
もしかして、子供の頃に、猫を飼いたくても飼えなかったとか?
可愛がった猫が亡くなって、黒猫ちゃんに似ていた、とか?
そんな悲痛な想いを感じた私でした。フラフラと歩くおじさんは、駅へと向かいます。
きっと、エサを置いて安心していたのでしょうね。振り向きもせずに改札口へ・・・仕事の帰り道に、毎晩気にしているのでしょう。
帰り道にエサをあげないと、気になって帰れないのでしょう。
いつもなら、話してみるのですが、何も言えなかった私でした。

★有難うございました。何だか胸がキューンとなりました。宜しくです★

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