百猫物語 (ひゃくびょうものがたり)

  野良猫との出会いや保護活動の過程で、不幸なまま救えなかった猫たちへの懺悔・・・・・   そして、保護して本当に幸せなのか、愛情がわいて手放せない猫たち・・・・増えていく猫たちと家族になった私の日々を綴る。

ママに会えた三毛ちゃん(後編)

◆ ママに会えた三毛ちゃん(後編)

仕事中に電話を待っていました。
朝から近所の猫友さんと倒れていた三毛ちゃんの事で心配して、別れて通勤したままだったから。
「電話するわ」と、言った猫友さんからの着信を待ちながら仕事を悶々として・・・
一度鳴った携帯に出られず、手の空いた時に掛け直しました。
「どうでした?」
「ああ、知らせてくれて良かったわ、あの子は亡くなっていたわ」
「!!やはり、可哀想に、一昨日の夜は撫でたのに・・・」
予想通りの不幸に涙声になってしまった・・・悔しい、何があったのだろう。
「私がお寺へ連れて行きます。仕事が終わったら伺います」
そう言って、発見した私が供養すると伝えた・・・すると。
「いえ、あの子はウチの子でした」
☆ ☆ ☆ ☆ 夜に会った三毛ちゃんb
驚くも何も・・・「え!まさか、どうしたの?」
「まるこちゃんと言う可愛い猫なのよ。ママもウチに居たの」
猫友さんの外猫だったのです。
「ずっとウチの庭で生活していた子なのよ。5日ほど前から帰らなくて探していたの」
5日程の迷子だったそうです。
近所を探したけど会えなかったので、気にしていた「まるこちゃん」と言う三毛猫ちゃんでした。
「今までも1~2日位は帰らない日があったけれど、他でもエサを貰っている様だったの」

「でもね、今回はもう5日も帰らなくて、寒いし心配していたところだった」
今朝は遺体を見てからショックで、しばらくは電話どころでは無かったのです。
私が一昨日の夜に気にしてカリカリをあげた事、頭を撫でた事を伝えたら
「ありがとう、最期に寂しい思いをしてないわね、撫でてくれたのね」って、涙声です。

迷子とは!・・・偶然に発見しなかったら、知らないお宅で亡くなって遺体を発見できなかったかもしれない。
そう考えると、たまたま近所の猫友さんへ朝から電話してしまった事が幸いした。

「まさか自分で家に連れて帰れるとは・・・良かったわ、教えてくれて会えて良かったわ」
その庭のお宅は保健所へ朝に電話したそうです。
一歩違いで保健所が来る前に私が猫友を呼び、本当の飼い主さんの手で遺体を発見できた訳ですが・・・無念。
「会えたのは奇跡だわ、保健所が来る前に会えて良かったわ」
しかし亡くなっているのは悔いが残る・・・事故なのか、病気なのか。
(一昨日には生きていたのだから無念な・・・複雑な想いだった)

まるこちゃんのお家から近いお宅、その家のエアコン室外機で夜に暖をとっていたそうです。
そのお宅のお婆さんは、猫がいても気にせず追い払う事をせずその夜は寝たそうです。
翌朝に庭に三毛ちゃんが倒れていたのを見て(野良猫と思い)保健所へ電話を掛けた。
「迷子のままでは会えなかった。悲しいけれど、自分の手で供養してあげられる、ありがとう」

口内炎で薬を与えていたところだったと聞きました。
「エサに薬を混ぜていたのよ、急に寒くなったし食が細り体力が落ちたのね」
遺体には外傷は無かったそうです。
「きれいな身体だったわ、血も付いてなくて自然に亡くなった様だわ。安らかな良いお顔でした」
5日の放浪で弱ったまま、お家の近くで過ごし、安全なお庭で倒れ静かに息を引き取ったまるこちゃん。
「ママに会えたのにね」元気な姿でお家に戻れたら良かった。

一昨日の夜に偶然にもお座りしていた子、撫でたらニャン!と、可愛く鳴いた姿を思い出す。
「大人しくて可愛くて、何度か里親募集をしたのにご縁が無くて。。。」
「でも知らない家に貰われなくて良かったわ、こうして寿命が尽きて、私が他の子と一緒にして(葬って)あげられるから」
(仕事中の長電話、私の目は赤くなって・・・雑用で隠れていました。)

数日後、まるこちゃんへピンクのお花を買い、Mさん宅へ伺いました。
「ありがとう、あの子にぴったりの明るいお花、本当に可愛い良い子でした。」
ちょっと弱ったまま迷子になって近所を放浪したまるこちゃん、ママに会いたかったね。

知らない場所でも嫌な思いをせずに過ごしたかな?体力が持たなかったのかな?
冷えてしまうと飢えは辛いです。
もしも迷子の子がいたら「近所にエサを置いておく」と良いです。
(迷子の事をお断りして置きエサをします・・・ウチの詩織さんもそうでした)
どこに居るかわからないですが、エサが頼りになって数日は頑張れます。
そのエサを食べて、体力がついたら、万が一家に辿り着けるかもしれません。
また、エサ場に通う猫をチェックして、迷子に出会えるかもしれません。
「迷子になっても諦めない」
探す事を諦めたらそこで終わり。。。以前、猫の先輩に言われました。

まるこちゃんは、体調が悪かったから方向感覚が鈍ったのでしょうか、亡くなったお宅はMさん宅の裏の方でしたから「いつでも帰れる」と散歩のつもりだったのかもしれません。
いつもなら帰れたのに、体力が無かったね。
最期にママに抱かれてお家に帰ったまるこちゃん、何度か里親募集をしてもママのお家に居て良かったね。
もう遠くに行かないで、ママの元で安らかに・・・そして、今頃はお空です。

まるこちゃんは、最期にママに会いたくて私を呼んだのかもしれません。
(本気でそう思いました)
「一昨日の夜のお姉さん、ママへ伝えて、まるこは此処に居るよ」
夜に一度会えて良かった。まるこちゃんは良い子だったね。
Mさんの可愛いまるこちゃんへ、心よりご冥福をお祈り致します。

☆最後に☆ 「会えて良かった」猫友さんがそう言う度に胸が痛みました。
良かった訳がないです。・・・生きて会いたかったはず。
せめて供養ができる、それを無理して「会えて良かった」と繰り返すMさんの泣き顔を見て、私は迷子を早く知っていたら。と、悔しい思いでした。
でも飼い主さんがそれ以上言わない・・・私が悔しくても、何を言っても亡くした子は帰らない。
可哀想でお悔やみしか言えませんでした。
「夜に撫でたら、とても可愛い子でしたよ」としか言えませんでした。

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コメント


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ごめんなさい、

途中までしか読めませんでした。

落ち着いたら、きちんと読みます。

最後にママのところに帰れた。

救いではありますが。とても、よかったとは思えない。
悲しくて・・

micia | URL | 2015-12-06(Sun)18:14 [編集]

人間には計り知れない猫の能力で、まるこちゃんはsabimamaさんの前に姿を現したのでしょうね。
sabimamaさん⇒自分のママさんと、話が繋がることを承知しているかのように。
まるこちゃん、お家に帰ることができましたね。
本当ならば生きて帰れるのが一番なのだけど、保健所が来る前にママに見つけてもらえたことを、今は良かったと思うしかありませんね。

猫が道に横たわっている。
もうそれだけで胸が締め付けられるようです。
お家で大事にされた猫が亡くなることが悲しいのは無論ですが、お外で一人亡くなる猫の悲しみは、生理的に辛いものがあります。
せめて暖かいベッドで人の温もりに抱かれてと、思ってしまいます。
すべての猫の最後がそうなるなんて絵空事とは思うものの。

まるこちゃんのご冥福をお祈りします。

kakobox | URL | 2015-12-07(Mon)13:47 [編集]

三毛ちゃん、そういう事でしたか…。
まるこちゃんって、可愛いお名前があったんですね!
Sabimamaさん、三毛ちゃんに連絡係をお願いされたん
ですかね?
各地域、差はありますが、少しづつ動物愛護が広まって
来てますが、未だに保健所等に連絡が行くと、たいてい
ゴミ扱いをされてしまいますから、元気で会えなかった
のは悲しいですが、保健所の方が来る前に猫友さんの所
に伝えられたのは、Irisが猫友さんの立場だったらば
ヤッパリ、見つけてもらえて手元に戻ってきただけでも
じゅうぶん有難いと思います。

Iris | URL | 2015-12-07(Mon)19:10 [編集]

まるこちゃん。
さいごにママに会えたのね。
ママに供養してもらえたね。
苦しくなかったね。
楽になれたよね。

ぷうまま | URL | 2015-12-10(Thu)06:45 [編集]

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| | 2015-12-10(Thu)23:23 [編集]

まるこちゃん、サビママさんに会えたのも
ママのもとに帰れたのも
めぐり合わせなんでしょうね。
事故や怪我じゃなくてよかった。
今は、お空で元気に走っているのかな。

ぐるこ | URL | 2015-12-13(Sun)23:02 [編集]